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TBSの噂の東京マガジンという番組をたまに見てます。
「やって!TRY」とか有名かな。 今日の放送内容に松本城の話がありました。 TBS | 噂の東京マガジン「噂の現場」国宝・松本城の危機!住民も唖然の街づくり その行方は!? 問題は2つあります。 「マンション建設による景観の破壊」 「外堀復元計画による立ち退き」 このうち、後者が特に気になりました。 この外堀復元は世界遺産への登録を目指して行うものらしいです。 世界遺産を目指すこと自体は別に構いません。 ただし、外堀を復元する必要があるのでしょうか? 外堀復元には問題が2つあります。 ・約100億円がかかる ・70世帯の立ち退き ところで、何故この外堀は埋め立てられ、人が住むようになったのでしょうか? それは、お殿様が明治維新で生活が大変になった家来へ譲ったからだそうです。 つまり、お殿様から家来への心遣いがあったからです。 ここで考えて欲しいことは、「文化」とは何かということ。 私が考える「文化」とは、「歴史」の結果です。 多種多様の人々が考え、長い年月をかけて生みだされたもの、それが「文化」だと思っています。 つまり、文化には「人々の想い」が詰まっているのです。 文化で一番重要なのは松本城ではありません。 松本城に住んでいた人々、またはそれに関わる人々、その人達の想いが重要なのです。 松本城は「人々の想い」が形として現われているものに過ぎません。 美しい松本城が文化だとしたら、また新しく別の場所に作ったって文化になるのだから。 それにも関わらず、立ち退きを行い、外堀を復元することは、お殿様の心遣いを無にする行為です。 "文化の破壊"です。 文化を守るための世界遺産登録を行うのに、文化を破壊することになります。 矛盾しているのではないでしょうか? 以上、私の持論でした。 松本城を見に行ったことはありません。 見に行った時には、奇麗な外堀が完成されていることよりも、歴史を感じる町並みが存在していることを期待しています。 PR |
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