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森博嗣さんのS&Mシリーズ4作目、「詩的私的ジャック」を読みました。 密室状態の部屋で発見された女子大生の死体。 死体は下着しか身につけておらず、体にはナイフで文字上の傷が残されていました。 この猟奇的に見える殺人が、連続して発生します。 犯人はなぜ、彼女達を殺したのか? なぜ密室を作り、なぜ服を持ち去り、なぜ体に傷をつけたのか? そして、その犯人は誰なのか? 今回は天才的なキャラクターがあまり出てこず、更に犀川は出張で出番が少なかったので寂しく感じました。 四季をはじめ、天王寺博士や喜多と犀川のやり取りが結構好きなんですけどね。 本作で魅力に感じたのは、殺人計画の綿密さです。 もちろん、「すべてがFになる」には及びませんが、それでも素晴らしい組み立てです。 全てに意味があり、無駄がない。 まるで、それは研ぎ澄まされた数式のようでした。 読んだ人なら、なぜここで「研ぎ澄まされた」という表現を使ったのかわかると思います。 大した理由ではないですがw 次は5作目、「封印再度」です。 PR |
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