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【2025/01/18 13:59 】 |
[本][伊坂幸太郎]オーデュボンの祈り

「オーデュボンの祈り」は伊坂幸太郎さんのデビュー作です。

登場人物はラッシュライフよりも個性的です。
殺人を許された男、嘘しか言わない画家、・・・そして、未来が見えて言葉を喋るカカシ。
個性的すぎて違和感を感じるのではないかと思いましたが、舞台が江戸以来外界から遮断されている島とあって、全然問題ありませんでした。
それどころか、これから何が起こるのだろうという期待感が増しました。

一番最後のオチはなかなか予想外なもので、「え、そんなもの?」と一瞬思いましたが、よくよく考えてみると大事なもの、重要なものって案外そういう身近にあるものなんだな、と納得しました。


この物語には「リョコウバト」という鳥が出てくるのですが、実在したんですね。
いや、絶滅してしまっているので、もう実在していませんが。

リョコウバト - Wikipedia

50億羽も生息していたので、乱獲しても大丈夫だと思ったんでしょうね。
狩猟はスポーツ感覚で行われていたという記述もあります。
しかし、繁殖期が数年に一度で卵を1つしか産まないとなれば、どんどん数は減っていきます。
そして、絶滅・・・。

なんだか、悲しい気持ちになりますね。
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【2008/10/27 03:16 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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