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「オーデュボンの祈り」は伊坂幸太郎さんのデビュー作です。 登場人物はラッシュライフよりも個性的です。 殺人を許された男、嘘しか言わない画家、・・・そして、未来が見えて言葉を喋るカカシ。 個性的すぎて違和感を感じるのではないかと思いましたが、舞台が江戸以来外界から遮断されている島とあって、全然問題ありませんでした。 それどころか、これから何が起こるのだろうという期待感が増しました。 一番最後のオチはなかなか予想外なもので、「え、そんなもの?」と一瞬思いましたが、よくよく考えてみると大事なもの、重要なものって案外そういう身近にあるものなんだな、と納得しました。 この物語には「リョコウバト」という鳥が出てくるのですが、実在したんですね。 いや、絶滅してしまっているので、もう実在していませんが。 リョコウバト - Wikipedia 50億羽も生息していたので、乱獲しても大丈夫だと思ったんでしょうね。 狩猟はスポーツ感覚で行われていたという記述もあります。 しかし、繁殖期が数年に一度で卵を1つしか産まないとなれば、どんどん数は減っていきます。 そして、絶滅・・・。 なんだか、悲しい気持ちになりますね。 PR |
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