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「アヒルと鴨のコインロッカー」は伊坂幸太郎さんの5作目です。 この小説では、現在と二年前の話が交互に少しずつ語られていきます。 現在の語り手は、大学入学のためにアパートに引っ越してきた「椎名」。 椎名はアパートの隣人「河崎」に出会い、いきなり本屋の強盗に誘われます。 目的は1冊の広辞苑。 そんなおかしな話に椎名は乗ってしまい、何故か本屋を襲ってしまいます。 2年前の語り手は、ペットショップのアルバイト「琴美」。 琴美はプータン人の「ドルジ」と、ペットショップで飼っていて行方不明になった柴犬「クロシバ」を探しています。 その途中、猫の交通事故に遭遇します。 琴美とドルジは、死んでしまった猫を立ち入り禁止の公園に埋めます。 そして、その公園で3人の若者を見ます。 この2つの物語が、徐々に交錯し、1つの物語になっていきます。 2つの物語に散りばめられた点が、繋がって線となり、その線によって引き寄せられていくような感じでした。 そして、1つの物語として全てが繋がった時、私の目からは涙が流れました。 ちなみに、今回は「陽気なギャングが地球を回す」の響野の妻である祥子が、椎名の回想等で登場しました。 PR |
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